紅葉系ランポー玉


表紙に使用した写真


   
昭和50年頃、高知の中村氏のところで栽培されていたものを、三浦氏が譲りうけて繁殖し、吉永氏を中心に世に出しました。
当時、モミジランポーと言わせていたものを、カタログ名「紅葉ヘキラン」として出回ったものです。

実生では、出現率は低く、1割くらいだったと思います。
その当時の苗は、兜と私が交配したものは10数回全部結実しました。
花はストロンギのように大きく、今の紅葉系よりは立派だったと思います。

写真No.1〜5まで正木で、表紙と1は、実生半年で100%紅葉しています。

3の苗は、モンストの顔が少し出ていますが、複隆系の血は入っていません。

4、5は初期系で、5は吉永氏の実生で小豆タイプの生き残りです。

6は現在3〜8稜まである稜変わりの8稜タイプです。
当地のスモールHK氏の苗です。
1  1年苗 2  3年生 4cm 3  5年生 7cm
   (変化タイプ)
4  約10年生 10cm 5  13cm 6  多稜 3cm
7  4cm 8  5cm
   横長アレオレ
9  5cm モンスト系
10  8cm ランポ−玉 11  6cm 減稜タイプ 12  3〜4cm
   初期紅系
13  10cm 亀甲 14  9cm 亀甲ランポー 15  6cm 亀甲
16  6cm 亀甲 17  9cm 亀甲ランポー 18  6cm 
21は7月の姿です。
かなり紅葉の血が強いタイプのランポーです。

26、27は紅色系としては、かなりいい色が出ています。

28、29、30は、ニュータイプ(チョコレート)です。
友人のトリプルHY氏作。

このタイプはNo.3の流れを受けています。
このものは今までの紅葉と違い、春に発色し5月がいちばんきれいです。
今年は暖冬のため、色の出が良くなく、いい色の出た写真があまり撮れなかったので、そのうちにまた特集したいと思います。
チョコレートタイプも5月になれば写真を撮って、見ていただきたいと思います。
(タイプもすばらしいです)
19  11cm 碧方玉 20  6cm 亀甲 21  9cm 亀甲ランポー
22  8cm 亀甲ランポー 23  10cm 亀甲角型 24  8cm 縦長アレオレ 
25  7cm 亀甲 26  7cm 赤黒亀甲 27  7cm 赤黒亀甲
28  7cm チョコレート 29  7cm チョコレート 30 7cm チョコレート錦