夏場の紅葉


表紙に使用した写真


   


前回の紅葉系特集のときは、一番綺麗な時期に写した写真を中心に編集しましたが、今回は「夏場の紅葉」ということで、今月に入ってから写した写真を見ていただきたいと思います。

ご存知のように、紅葉系は夏から初秋にかけてが、一番色が出にくい時期です。この時期に出来るだけ長く色の出るタイプをねらって育種した苗を載せてあります。

この時期は色の変化が激しく、3日もすれば全く変わった色になります。まるで、カメレオンのようです。色の変化に一喜一憂する時期でもあります。

年中紅葉しているものは、紅葉というより、斑入り(全斑)のようにも見えます。しかし、斑入りと違って、年中様々な色の変化を見せてくれるこれらの物は大変楽しいものです。

上部に口紅を塗ったようなものや、色がまだらに出たりするタイプ、またチョコレートの性質が入ると全く変わった顔を見せます。

写真のものは小苗が中心ですので、次期紅葉のシーズンに、もう一度同じ物を特集してみたいと思います。

栽培上からは、これぐらいのサイズでは、接木なら無地物の5〜6割の生育速度です。上から下までこの時期でも、緑色が全く無いものNo.21、24、09などは正木栽培ですと、大きくするのはかなり難しいと思います。チョコレートは無地物とほぼ同じ生育をします。上部のみに出る紅葉は正木では無地物の7〜8割、全体に紅葉の出るものは4〜5割、夏場も多少紅葉の残るものは2〜3割の生育スピードと思っていただければよいと思います。
育種が進み、小型化、奇形など問題点なども生じています。
いずれにせよ、栽培上からは斑入りに準ずる扱いをしないと、日焼け等の失敗をすることがあります。日焼けをしない程度によく陽に当てて栽培をすれば、綺麗な発色が見られます。
1) 紅葉ランポー(No.29)
   5cm
2) 紅葉ランポー(No.57)
   7cm
3) 紅葉四角ランポー(No.44)
   5cm
4) 紅葉ランポー(No.35)
   6cm
5) 紅葉ランポー(No.35)
   6cm
6) 紅葉ランポー(No.43)
   6cm 
7) 紅葉ランポー(058)
   4cm 
8) 紅葉ヘキラン・チョコレート(2−4)
   7cm
9) 紅葉ヘキラン・チョコレート(No.48−1)
   7cm
10) ヘキラン錦チョコレート(061)
    5cm
11) 紅葉ヘキラン錦・チョコレート(No.35)
   5cm
12) 紅葉ヘキラン(No.16)
    6cm
13) 紅葉ヘキラン(No.57)
   6cm
14) 紅葉ヘキラン(No.18)
    6cm
15)紅葉ヘキラン(No.19)
   7cm
16)紅葉ヘキホー(No.48)
   5cm
17)紅葉ヘキラン(No.20)
   5cm
18)紅葉ヘキラン(No.34)
   5cm
19)紅葉ヘキラン(No.35)
   5cm
20)紅葉ヘキラン(No.21)
   5cm
21)紅葉ヘキラン(016)
   5cm
22)紅葉ヘキラン(No.42)
   4cm
23)紅葉ヘキラン・多毛(09)
   5cm
24)紅葉ヘキラン・カメレオン?(031)
   5cm